6月3日、新たな原告が追加提訴しました。提訴したのは、高校3年生の時に甲状腺がん手術を受けた20代の女性です。女性は長年、自身の甲状腺がんについて、「事故前からあったもの」という医師の言葉を信じ、「原発事故との因果関係はない」と考えていました。しかし、重い心的外傷ストレス障害を負い、原発事故と甲状腺がんの問題に向き合わざるを得ない中で、本訴訟を知るに至り、提訴の意思を固めたものです。
2022年1月に提訴した裁判と併合するよう、提訴と同時に裁判所に上申書を提出しています。併合が認められれば、次回6月25日の期日で、意見陳述できるよう、裁判所に働きかける所存です。
原告8概要
● 出身地:福島県いわき市(事故当時、浜通り在住は2人目)
● 年齢:原発事故当時12歳(小学校6年生)
● 性別:女性
● 手術概要:福島県「県民健康調査」甲状腺検査2巡目において、10.4mmの結節が認められ「B判定」。(1巡目検査ではA2判定(嚢胞あり・結節なし)2次検査の穿刺吸引細胞診により「悪性(乳頭がん)」と診断、高校3年生の時、片葉切除術及び中央領域リンパ節(D1)郭清の手術を受けた。

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