311子ども甲状腺がん裁判では多くの専門家の力をお借りして、立証作業を展開しています。専門家の先生方に執筆いただいた意見書は以下のとおりです。

黒川眞一高エネルギー加速器研究機構名誉教授(物理学)

©木野龍逸

東京大学物理学科卒業および同大学院博士課程単位取得のうえ退学。理学博士。高エネルギー加速器研究機構および総合研究大学院大学名誉教授。専門は高エネルギー物理学(素粒子物理学の実験的研究)および加速器物理学。電子陽電子衝突型加速器KEKBの建設プロジェクト・リーダーを務める。加速器科学分野の国際協力の推進に努め、ヨーロッパ物理学会ロルフ・ヴィデレー賞及び中華人民共和国国際科技合作奨を受賞。


黒川第1意見書

福島市のモニタリングデータから推計できる I-131の甲状腺等価線量についての考察

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黒川第2意見書

UNSCEARが依拠した寺田論文に対する批判的考察

 

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黒川第3意見書

UNSCEAR報告書のScaling法に対する批判的考察

 

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黒川第4意見書

UNSCEAR報告書の過小評価の原因「霧箱仮説」と平山論文の正しさについて

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黒川第5意見書

被告(5)準備書面への反論

 

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津田敏秀岡山大学大学院教授(疫学)

岡山大学医学部出身、医師、医学博士、現在岡山大学名誉教授、岡山大学病院治験審査委員、産業医、日本衛生学会エキスパート。専門は、環境医学、因果推論、疫学、食品保健、産業保健、がんの疫学など環境汚染による発がん研究や食中毒事件等における公衆衛生対応を手掛けてきた。著書:『医学者は公害事件で何をしてきたのか』(岩波現代文庫2014)『医学的根拠とは何か』(岩波新書2013)など多数。


津田第1意見書

「福島第一原発事故と小児甲状腺がんとの因果関係」

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津田第2意見書

「福島原因確率の計算方法とその結果」

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ルビン米国国立衛生研究所名誉科学者(放射線疫学)

ワシントン大学で生物統計学の博士号を取得。米国科学アカデミーや国立放射線防護測定委員会で委員を歴任。複雑な疫学研究の設計と分析のための統計的手法の開発。 特にタバコ、ラドン、ヒ素、農薬、その他の環境暴露が肺がんや甲状腺がん、白血病などの悪性腫瘍の発生率に及ぼす影響を踏まえた継続的な慎重な調査の推進役を務め、公衆衛生、公共政策の進歩に貢献した。


ルビン博士意見書

100ミリ閾値論への反論(日本語)

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ルビン博士意見書

100ミリ閾値論への反論(英語)

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上岡直見環境経済研究所代表(化学)

1977から2000年まで民間企業に勤務化学プラントの設計・安全性評価等に従事。1992年に技術士(化学部門)登録。2013年より環境経済研究所(技術士事務所)代表。2002年~2022法政大学、 立教大学、 國學院大學等非常勤講師。20178月から20229月まで新潟県「新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員会」委員。


上岡直見意見書

UNSCEARは信頼に値しないこと

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蟻塚亮二メンタルクリニックなごみ院長(精神医学)

1947年福井県生まれ。弘前大学医学部卒業。弘前市藤代健生病院院長を務めた後、沖縄県那覇市の沖縄協同病院などに勤務。13年から福島県相馬市の「メンタルクリニックなごみ」院長を務める。著書に『うつ病を体験した精神科医の処方せん』(大月書店 2005)、『沖縄戦と心の傷 トラウマ診療の現場から』(岩波書店 2014)、「悲しむことは生きること: 原発事故とPTSD」(風媒社2024年)など。


蟻塚意見書

原告の精神的影響(非公開)


島薗進東京大学名誉教授(宗教学・倫理学)

1977年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、現在、大正大学客員教授。専門は宗教学・死生学。主著書に、『日本人の死生観を読む』(2012、朝日新聞出版)、『ともに悲嘆を生きる』(2019、朝日新聞出版)、『新宗教を問う』(2020、ちくま新書)、『死生観を問う』(2023、朝日新聞出版)。


島薗進意見書

日本の放射線健康分野の専門家の主張は信用できない

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高橋博子奈良大学文学部史学科教授(歴史学)

日本学術会議連携会員、日本平和学会理事、明治学院大学国際研究所研究員、広島平和記念資料館資料調査研究会委員、第五福竜丸平和協会専門委員、日本パグウォッシュ会議運営委員。同志社大学大学院修了。博士(文化史学)主な著書:『新訂増補版 封印されたヒロシマ・ナガサキ』(凱風社、2012年、単著)、『核の戦後史』(創元社、2016年、共著)、『歴史はなぜ必要なのか』(岩波書店、2022年、共著)他。


高橋博子意見書

原子力放射線の影響に関する国連科学委員会の歴史的背景に関する意見書

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