(左から応援に駆けつけてくださった森松さん、アイリーンさん、高橋さん、武藤さん)

2023年9月13日

 

「311子ども甲状腺がん裁判」の第7回口頭弁論が東京地裁、103号法廷で開かれました。

この日の、一般傍聴席は83席に対し、傍聴を求めて、199人の方が傍聴整理券配布に列を作りました。

 

支援者集会の会場となった日比谷コンベンションホールでは、鈴木弁護士の模擬プレゼンの動画をご覧いただいております。

 

 

期日の応援に、アイリーン・スミスさん、森松明希子さん、高橋博子さんが駆けつけて

くださいました。この第7回口頭弁論の内容の詳細は、

311子ども甲状腺がん裁判NEWSのニュースレターvol.7に書かれています。

ぜひ、ニュースレターもご覧ください。  

また、第7回口頭弁論の準備書面等はコチラから閲覧、ダウンロードできます。

(地裁前スピーチ 井戸謙一弁護士)

(期日報告集会 杉浦ひとみ弁護士)

(期日報告集会 北村賢二郎弁護士)


原告・弁護団・支援者が一丸となって支える裁判   

阿部ゆりかさん(311甲状腺がんこども支援ネットワーク) 

 

 この度、311子ども甲状腺がん裁判の第7回口頭弁論の傍聴をさせていただきました。本期日の主な内容は、鈴木弁護士から小児甲状腺がん発症と福島原子力発電所事故との因果関係についてでした。裁判長の交代にあたり、事故後多発説とスクリーニング効果について非常にわかりやすく、論理的に主張されていました。

 この裁判においては、今回が初めての傍聴でした。弁護団の皆さんが綿密に準備を進めてこられて、原告の皆さんと一丸となって毎回の期日を迎えていることが法廷の空気感から強く伝わりました。

 私と同世代の原告の皆さんが声を上げてくださったこと。原告に寄り添い、ともに闘う心強い味方の弁護団の存在。そして、多くの支援者が東京地裁の前に集まり、傍聴席が常に満席で口頭弁論を迎えられること。何一つかけてもこの裁判は成り立たないものであることを改めて実感しました。今後も、自分に出来ることを全力でおこない、応援させていただきたいと思います


青山学院大学法学部2 年

チョウズイショウさん

 

 口頭弁論期日開始前の集会から多くの方が集まったのをみて、支援者の方たちの熱意を感じました。原告団に向ける誹謗中傷が多発している状況を聞いてとても心が痛みますが、一団になって裁判のことをがんばって取り組んでいる皆様がたの姿をみて、これほど大きな力があればきっと乗り越えられると信じます。

 法廷で鈴木弁護士のプレゼンテーションを聞いて、東電がこれほど説得力のない説を出しても責任を取りたくないという姿勢に唖然としました。取り返しのつかないことをした以上、早く責任を認めて誠実に賠償してほしいです。

 


愛知県立大学日本文化学部3年 

榊原英明さん

 

 凄まじい熱量だった。裁判所前で行われた決起集会のようなものに参加した時からその日はそればっかり考えていた。そこにはいつも熱量と同時に優しさが同居していた。さらにそこでは誰かとすれ違う度に「来てくれてありがとう」「若い人が来てくれて嬉しい」と言う言葉をその人たちが僕にかけてくれた。そのおかげで僕はここに居て良いのだ。誰かの力になれているのかもしれないと思えた。今度は僕が声をかける番、声を上げる番だ。

 


 

愛知県立大学日本文化学部3年

時松晴佳さん

 

 実際に弁護団や支援者の方々など裁判に携わっている方を拝見することで、小児甲状腺がんや福島の問題は現実に起きていることなのだと実感し、自ら足を運んで生の声を聞くことの大切さを感じました。

 弁護団や支援者の方の温かさ、そして何より原告の皆さんの勇気に触れ、心がとても熱くなりました。原告の皆さんがこれまでどのような気持ちで自らの人生を歩んで来られたのか全てを理解することはできないと思いますが、寄り添い、自分にできることは何でもしたいという気持ちでいっぱいです。

 小児甲状腺がんの問題は、私たち学生にとっても遠い問題ではなく極めて身近で、たまたま住んでいる地域が違っていただけで、自分も当事者となっていたのではないかと思います。そのため、だからこそ、自分のような若い世代の人達にもっと注目して欲しいと感じました。また、法廷での鈴木弁護士のご説明がとても分かりやすく、柔らかい 開かれた司法 というものを感じました。本当に助けを求めている人が救われるような司法であって欲しいと心から思います。


愛知県立大学日本文化学部3年

新美梨乃さん

 

 9月14日の口頭弁論に出席して、裁判というものに初めて触れ、その難しさを実感しました。放射能による被害という因果関係は明らかに思えるのに、それを疫学的観点から東京電力や裁判官に認めさせなければいけない。もどかしい気持ちになりました。

 裁判官や東京電力の重い腰をあげさせるには、この問題について多くの人々が意見を持つことが必要だと思います。身近な人に話すなど私は私にできることで力になれたらと思います。未来のために戦う原告、弁護団の皆さんを応援しています!


愛知県立大学日本文化学部3年

菅沼沙帆さん

 裁判後の集会では、弁護団から裁判がどうであったのか話を聞きました。支援者の方々と弁護団が一丸となって真剣に向き合っている裁判だと感じました。200人近くの方々が裁判の日に集まるということに、皆さんがそれぞれの意見を持って原告さんたちを支援しているのだと感じました。裁判傍聴を通して、これからも自分なりにこの裁判について考えて、引き続き応援させていただきたいと思いました。

 


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